
2023年の花粉量と飛散時期
飛散量は、四国・近畿・東海・関東甲信で前シーズンより非常に多い予想
日本気象協会の発表によると、飛散量は九州~東北で前シーズンより多く、特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多い予想が出ております。
スギ花粉の飛散のピークは例年並みで、3月上旬からピーク入りする地点が多くなる見込みです。
花粉飛散傾向
2023年春の花粉飛散傾向予測は、前年比(2022年春との比較)で見ると、九州から東北にかけて前シーズンより飛散量は多く、特に四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も、早めに万全な花粉症対策が必要になりそうです。
2023年の花粉の飛散時期
飛散開始は九州から東北まで例年並みの予報
2023年春のスギ花粉の飛散開始は、九州から東北まで例年並みとなる見込みです。2月上旬に九州や四国、中国、東海、関東の一部から花粉シーズンがスタートする予測です。
2月下旬にかけて気温は西日本と東日本では平年並みかやや低く、北日本では平年並みになる予想です。寒暖を繰り返しているものの、飛散開始を大きく前後させるほどではなく、スギ花粉の飛散開始は各地で例年並みとなる見通しです。

花粉の量は、夏場の天候に左右されます。
花粉の元となる植物の育成には、前年夏(6月~8月)の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるといわれています。
2022年の夏は梅雨前線の活動が弱く、特に6月の降水量は西日本の太平洋側でかなり少なく、日照時間は東日本の日本海側と西日本の太平洋側でかなり多くなり、6月後半から7月上旬にかけて東・西日本を中心に晴れてかなり気温が高くなりました。そのため、高温・多照・少雨となり、スギの花芽形成に好条件となりました。